進出企業紹介

Interview

進出企業紹介

インタビュー

上海航空

大阪に活力をもたらす企業家へのインタビュー
上海航空
大阪が一段と発展して
上海との交流が深まる可能性が大きい
上海航空社長
範 鴻喜氏
上海航空
関西国際空港に、上海航空が2004年4月21日から新たに乗り入れ(週7便)した。同社は上海に拠点を置く民間航空会社。就航を機に大阪外国企業誘致センター(大商1階)の向かい側に大阪支店(周兆中支店長)を開設した。初フライトで大阪を訪れた範鴻喜社長は、乗り入れの背景を「大阪が一段と発展して上海との交流が深まる可能性が大きいから」と強調、大阪の方々利用を呼びかけた。
Q関西空港にはすでに、上海から中国国際航空、中国東方航空が乗り入れており、日本の2社と合わせて5社になります。この時期に上海航空が就航させた理由は。

大阪は日本で東京に次ぐ第2の都市。製造、商業、運輸など多方面で発展している。02年の統計では、大阪の上海向け輸出量は全体の30%を占め、上海から大阪への輸出量も中国の対日輸出の31・6%に達している。02年の日本と中国の往来人口は64万人だったが、このうちの約半分、30万人が大阪と上海を行き来している。上海と大阪の交流は今後、経済、旅行、文化、教育など多分野で増加が見込まれる。

Q上海路線は日中の5航空会社合わせて週56便になり、競争が激しい。どのような特徴を持たせますか。

上海航空は86年に子会社、上海航空国際旅行社を設立した。上海にある旅行会社42社の中で第2位の規模で、年間25万人の旅行者を取り扱っている。うち8万人が日本人だ。これまで他社の便を利用していた旅行客は上海航空を利用することになる。また、中国の海外渡航者の中で、上海人が最も多い。いまは限られているビザの発給が緩和されると、もっと多くの中国人が日本を訪れるだろう。

Q上海企業の対日進出の可能性は。

長江三角デルタ地帯といわれる浙江省、江蘇省から多くの民間企業が上海に進出している。そうした企業の中に、大阪に関心を示しているところがあると聞いた。今のところ、上海からベトナム、タイ、カンボジアに進出する企業は多いが、日本は少ない。日本は先進国だから、対日投資をする場合は深く理解することが必要だ。大商と協力して、大阪の発展ぶりを紹介できるような仕組みや企業同士の提携ができたら、と思う。

海外企業の誘致と同時に、海外進出を促進することは中国政府の方針でもある。2010年に上海万博が開催されるが、国内外の企業にとって大きなビジネスチャンスになるだろう。万博の成功体験がある大阪の企業に協力していただけたら、と思う。

Q海上空港の関西空港の印象はどうですか。

私は今回で3回目だ。滑走路は1本だが、設計自体はいいし、都心に専用の電車が乗り入れているのは望ましい。海上空港なので、市民への環境面での影響が少ないことも利点だ。

上海航空
設立 2004年
事業内容 上海に拠点を置く民間航空会社