進出企業紹介

Interview

進出企業紹介

インタビュー

IR Gaming Institute Japan

コロナ禍における外資系企業のインタビュー 2020.8

ビジネスデベロップメント
織田 ロバート武一 氏

最高教育責任者
片桐 ロッキー寛士 氏

 IRGIJapanにようこそ。織田ロバート武一、IRGI Japanの共同経営者です。パートナーのロッキーと共に、日本社会への貢献を目指して当校を設立しました。2人とも米国をはじめ、さまざまな国に住んだことがありますが、その中で感じたことの1つが日本のポテンシャルの高さです。また、自分たちなら、この国、この地域、この場所の成長と繁栄をサポートできる自信もありました。そのため、将来日本にもIRが上陸することを見越して当校を開校しました。またこのスクールは、地域の人々の生活の向上にも欠かせない存在になると思っています。
 投資家兼起業家の観点から言わせてもらえば、事業をスタートするときはいつだって大変です。これまでに経験したことのない新しい国、新しい場所、新しい環境で新しい事業をスタートするのは(特に)大変です。今の社会情勢も相まって、さらに難しくなっていると思います。過去の自分に「正気の沙汰ではない」と言ってやりたいですね。こんな状況になると分かっていたら、たぶんまだ事業をスタートしていなかったでしょうから。でも自分たちの場合は、日本政府の動きも見越して1年以上前から計画を進めていましたし、最高のディーラースクール、最高のリクルート・人材ビジネスを日本に導入したいという思いもありました。ですから、このコロナ禍で厳しい状況になることは予想できましたが、前進しようと決断し、実際に前進してきました。関西地方の大阪に拠点を構えるメリットはたくさんあると思います。起業に際して周辺コミュニティからいただいた応援やサポートは、大きな力になっています。個人的には、障害を抱える方たち、IRを単なるカジノとは違うと認識してくれる方たちに出会えてとても幸運だったと思っています。IRは、決して単なるカジノではありません。また当校では、社会への利益還元も進めています。当校には聴覚障害の生徒さんがいらっしゃいます。また当校の特徴の一つに、「ディーラー技術」だけでなく、英語教育にも力を注いでいる点が挙げられます。将来どんな仕事に就くにしても英語力が必要ですが、日本のように観光立国としてインバウンドに力を入れている場合は特に重要です。人生の浮き沈みに苦しむ人の手助けができて本当に良かったと思います。実際、プログラムを拡大し、一人親で頑張っている方やその子どもたち(8~12歳)に無料の英語教室を開いていますが、今の厳しい状況でも止めようとは思いません。自分たちにとっても、とても良いことだと思います。厳しいですけど。自分たちの理念を信じています。ロッキーも私も人を大切にしたい、正しいことをしたいと思っています。ですから、全体的に見れば良いことだと思います。今は厳しいですけど。今は苦しいときですが、歩みを止めず、できることをやっていきたいと思います。(https://camp-fire.jp/projects/view/314677?list=projects_fresh_page4

 「何故大阪から始めたのか」というのはよく聞かれますが、正直に言えば、実は初めは関東でスタートするつもりでした。人口密度が高い横浜か東京を検討していました。東京には長年住んでいましたし。でも、いろいろとリサーチや調査をして、人に相談もした結果、実は大阪が日本有数の起業の地であることが分かったのです。アメリカ人の視点から比べると、東京はニューヨーク、大阪はロサンゼルスに近いように感じることがあります。ロサンゼルス出身ですから、大阪の方が肌に合っているのでしょうね。真面目に答えれば、拠点選びで一番大切なことは人だと思ったからです。大阪の人はフレンドリーですよね。大阪や関西では進んで手助けしてくれる人が多く、外国人起業家でも人と話したり助けを求めたりするときにバリアを感じません。大阪の方がずっと自然体(人に話しかけやすい)です。ただ、誤解しないで欲しいのですが、東京も好きですし、いずれは東京にも進出するつもりです。
 起業の観点から言えば、市やO-BICをはじめ、さまざまな団体からたくさんの支援を頂いていて、大阪のベンチャー企業支援はどこにも引けを取らないと思っています。こうしたコネクションができて本当に幸運でした。面白いことに、大阪は人同士の距離が近いので、もちろん東京もとても良いところですが、大阪の人脈は家族のように感じられます。ですから、ある人たちとの出会いが別の人たちとの出会いへと繋がり、さらに別の人たちへと連鎖していきます。大阪の仕事の知り合いはほとんど全員、紹介に紹介が重なって出会った人たちと言えます。どんどん加速していって、とても早く動けるようになったので、とても有り難かったですね。考えてみると、1年以上かけて準備するはずだったのに、実際には1月に引っ越していました。そうして私が東京から、ロッキーはラスベガスから名古屋経由で大阪に来たのですが、地域の助けもあって非常に短い期間ですべての準備を終えることができました。どんな事業かにもよりますが、大阪は本当にお勧めです。ここまで幸運に恵まれて来ましたし、私たちが成功したら、今度は新しく来る方々の手助けをしたいと思っています。結局は人ですから。いつでも人が一番大切です。これまで関わってきたどのビジネスも、結局は人でした。皆さんとも協力できたらとても嬉しいです。ありがとうございました。大阪でお待ちしています。

IR Gaming Institute Japan
設立 2020年
役員 ビジネスデベロップメント 織田 ロバート武一
最高教育責任者 片桐 ロッキー寛士
事業内容 ゲーミングスクール・英語学校運営
URL https://irgijapan.com/