進出企業紹介

Interview

進出企業紹介

インタビュー

繁星株式会社

コロナ禍における外資系企業のインタビュー 2020.8

CEO
劉 洋 氏

 皆さん、こんにちは。日本で起業した中国人、劉洋と申します。後ろにあるのは繁星株式会社、私が日本で設立した会社です。日本での投資の水先案内人として、世界中の中国人にサービスを提供しています。例えば日本に来て投資や起業をするとき、会社登記やビザの申請をするとき、不動産などの資産配分を行うとき、当社がお役に立てます。当社の傘下には子会社7社があり、お客様に包括的かつ行き届いた対日投資サービスを提供します。

 今回、新型コロナウイルス感染症が全世界で流行し、日本も大変大きな影響を受けています。当社の事業も非常に深刻な打撃を受けています。感染症がしばらくの間は終息しないことがわかった後、当社はすばやく全員を招集し、大会議室で会議を行いました。一部従業員は休業させ、他の一部従業員には引き続き勤務するよう伝えました。また、管理職全員で何度も会議を開き、自社の特徴や特別な商品とは一体何か、新型コロナウイルス感染症の流行期間中に、自社の強みをどのように発揮してこの危機を乗り越えるかについて話し合いを続けています。最終的に、当社はインターネットスキルが高く、豊富なインターネット関連事業の経験を有していると認識し、ライブ配信という形でこれまでの事業を継続していくことに決定しました。非常に大きな成果が上がりました。6月30日の時点で、当社の上半期の業績は、大変意外なことに、昨年の年間業績を上回りました。これは非常に喜ばしく、驚くべきことだと思います。

 今回、日本政府による有形無形の支援に、心から感謝しています。新型コロナウイルス感染症が発生してから、日本政府はほぼ毎日、新しい政策を発表しています。その政策に基づいて、当社には何が適用されるか検討しています。当社は現時点で、日本政府から休業支援金を支給されています。さらに日本政府が所定の期間中に売上が減少した企業に支給する200万円の持続化給付金も申請しています。大きな金額ではありませんが、このような政策を打ち出して、政府職員が毎日企業への支援策について熱心に検討してくれているので、当社としてはとても心強く安心できます。

 もし日本に投資するのであれば、私は大阪というこの都市を強くおすすめします。大阪は今、「大阪都」という構想に取り組んでいるとともに、IR(カジノ含む)の設置も計画されており、さらに2025年には万国博覧会も開催されることが決定しています。だからこそ大阪は活気に満ち、さまざまなチャンスとイマジネーションにあふれた空間をそなえた都市なのです。また大阪は、日本の第2の都市としても、非常にバイタリティにあふれています。大阪に越してきた友人たちは、みなこの都市が大好きになりました。投資のために大阪へ家族を帯同する人には、大阪の自治体が家族を対象とした福利厚生制度をいくつも用意しています。細かいことですが、例えば、お子さんが大阪で進学する場合、学校は通常、お子さんが通常学級に参加できるようになるまで、約1年間ボランティアを派遣してくれます。このような理由から、大阪は投資に非常に適した都市だと思います。皆さん、是非大阪へお越しください!

繁星株式会社
設立 2015年
CEO 劉 洋 
事業内容 投資
URL https://gutingjun.com