進出企業紹介
インタビュー
Rainmaking Innovation Japan合同会社
Startupbootcamp SCALE Osaka
コロナ禍における外資系企業のインタビュー 2020.8
日本代表
こんにちは。ジョシュア・フラネリー、レインメーキングイノベーションジャパン(RMIJ)のマネージング・ディレクターです。レインメーキングは世界的なイノベーション企業で、起業の促進を通して世界の問題を解決することを使命としています。ご提供しているサービスは、イノベーション戦略、各種プログラム、ベンチャー立ち上げ、企業イノベーションの4種類。日本初の本部となる事務所を大阪に設立しています。そして国内大手7社と提携し、イノベーションと起業に関する問題解決をお手伝いしています。
世界中の多くの企業同様、レインメーキングも新型コロナの影響を受けていますが、幸運なことに日本のレインメーキングだけは少し状況が異なります。パートナー企業7社すべてがRMIJのプログラムに対する資金の継続と更なるコミットメントを表明してくださいました。また、テクノロジープラットフォームによる完全デジタル化に向けたサービス改善も進めましたので、これまでと変わらない価値をお届けすることができますし、パートナー企業の支援も引き続き得られます。新型コロナ以降、事業開発のほとんどをオンラインで行うようになりました。LinkdInのようなビジネスSNSをはじめ、オンラインプラットフォームの利用が日本のエグゼクティブの間でかなり増えていることが分かり、かなり驚きましたが、期待も持てるようになりました。ZoomやMicrosoft Teamsのよ うなビデオ会議の利用も増えていますので、LinkdInのデータベースで知り合った人たちとZoom会議で実際に顔合わせをすることもできます。数年前まで日本では考えられないことだと思っていました。日本企業の人脈作りには、昔から独特のルールがあるからです。しかし、大阪をはじめ、日本全体で企業の巻き込みと適応化が進んでいるようで、私はこれを「適応知能」と呼んでいますが、大阪の企業の強みの一つでもあると思います。大阪の企業はニューノーマルにも適応しつつあり、RMIJの事業もこれまで以上に効果的に進められるようになっています。新型コロナ以降、日本での事業拡大の可能性を判断することは従来以上に難しくなっています。特に現在は、飛行機に乗って日本に行くことも難しいので、諦めてしまう方もいるかもしれません。しかし、実際の状況は、一般の予想とかなり違っています。第一に、潜在的パートナーや潜在顧客へのアプローチを恐れる必要はありませんし、O-BICなど、日本進出企業の支援に特化して設立された支援機関も積極的に利用することをお勧めします。
大阪のような都市は、相互協力的なビジネス文化が特に浸透しています。言い換えれば、スタートアップに協力しよう、外国企業に協力しようとしてくれる人たちが大勢います。しかし、場合によっては、誰とパートナーを組めばいいか、どうやってパートナーを探せばいいか悩むこともあるかもしれません。ですから、もっと主体的にアプローチすることをお勧めします。経験者のアドバイスも参考になるかもしれません。大阪市は、周辺の関西地方も含めて、現在とてもエキサイティングな状況になっています。大規模インフラ開発の勢いが目覚ましく、国際的なイベントの開催決定も相次いでいます。例えば、ビジネス街の中心である大阪駅の周辺では、大規模スマートシティ事業「うめきた」が進められています。その他、2025年国際博覧会もあります。今度の万博ではVR技術やAR技術の活用が目玉となるでしょう。海外のテクノロジー企業にとっては、万博を見据えたサービスの提案を足掛かりに日本進出を果たすチャンスともなります。ですから、たとえ新型コロナの問題があっても、今は日本進出の好機だと思います。日本の政府も大企業も、こうしたプロジェクトを進める手助けを必要としていますから、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
Rainmaking Innovation Japan合同会社 Startupbootcamp SCALE Osaka |
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設立 | 2019年 |
日本代表 | ジョシュア フラネリー |
事業内容 | 業界特化型アクセラレーションプログラムの展開 |
URL | https://japan.rainmaking.io/ |