大阪の魅力:主な産業
大阪・関西がリードする主な産業と拠点
大阪府には、北大阪から大阪湾岸エリアまで、先進的な企業や研究施設が集まったエリアが展開しています。
環境技術・新エネルギーの拠点―大阪ベイエリア―
関西は、バッテリーを中心とした環境・新エネルギー関連産業が集積しており、大阪ベイエリアには、バッテリーだけでなく大規模ごみ発電やメガソーラーといった再生可能エネルギー企業や植物工場研究所などが立地しています。こうしたことから、夢洲・咲洲地区では、R&D型企業の生産拠点等が集積し、アジアにおけるバッテリー関連のイノベーション拠点の形成を目指します。
大阪ベイエリアのメガソーラー・再生可能エネルギー・環境関連施設
世界最大規模の「大型蓄電システム試験評価施設」が大阪市ベイエリアに完成【咲洲地区】
新たな産業拠点形成の起爆剤
- NITE※が、世界最大規模の大型蓄電システムの試験・評価施設を整備。
- 平成28年7月に試験サービスを開始し、大阪府では、NITEや国と連携して、施設の利活用の促進や機能強化に向けて活動中。
- 電池関連のビジネス参入等に必要なサービスが大阪でワンストップで提供できる体制を目指します。
EVリユース蓄電池の実証事業【夢洲地区】
国の特区制度の活用例
- EVの中古蓄電池を多数連結し、経済性の高い大型蓄電池システムを構築する実証事業を平成26年3月から実施。
- 「EVの普及」と「再生可能エネルギーの拡大」を同時に実現し、低炭素循環型社会の貢献に繋がる事業。
- 今後は、本技術により安価な電力貯蔵システムを開発し、蓄電池による電力安定化サービスを提供する新たなエネルギーマネジメント事業の創出を目指します。
- 【実証1】需要側に設置するPV出力変動抑制
需要側用途との多元利用(ピークカット・バックアップ) - 【実証2】FITソーラーの災害時活用
災害時に停止するFITソーラーの一部を蓄電池への電力供給用に活用。
KIX水素グリッドプロジェクト【関西国際空港地区】
- アジアの空港では初となる燃料電池フォークリフト・水素供給インフラの実証運用を展開中です。
- 燃料電池フォークリフトの特長を活かし、作業効率の向上、CO2の排出削減や作業環境の向上などが期待されます。
- 国内空港初の水素ステーションが整備され、燃料電池自動車へ水素供給を行います。
(平成28年1月開所)
国内最大の燃料電池を府有施設に導入
- 大阪府中央卸売市場内に、民間事業者が国内初となる1メガワット級の商用の燃料電池を設置し、CO2削減効果や電力供給の安定性・信頼性についての実証事業を実施中。
- 市場は、発電した電力を購入し、非常用電源としても活用。
平成27年3月~供給開始
出所:大阪府「ビジネスするなら大阪!ガイド」
創薬分野を中心にした関連企業等が集積する―彩都―
大阪には古くから国内外大手製薬企業が集積しています。 彩都ライフサイエンスパークは、バイオ・創薬・医療機器・再生医療・食品等をはじめとするライフサイエンス分野の研究・技術開発施設のための一大拠点です。
彩都ライフサイエンスパークに立地するインキュベーション施設
- 全国で初めての公設民営形態で運営されるインキュベーション施設
- 主要連携大学:大阪大学
- 1階部分に動物実験施設を併設
- 民間「八洲薬品(株)」設置の認定インキュベーション施設(公的支援の対象)
- 彩都ライフサイエンスパークの交流拠点
- 主に創業段階からステップアップしたライフサイエンス系ベンチャー企業、中堅・中小企業で新たな事業を展開する企業などを対象とした施設
- 隣接施設の動物実験施設が利用可能
- 4階部分にベンチャー企業の研究開発を支援する治験薬製造施設を整備
インキュベーション施設のお問い合せ
バイオ・サイト・キャピタル株式会社
彩都ライフサイエンスパーク内施設用地のお問い合せ
彩都建設推進協議会
最先端ものづくり企業の集積―東大阪―
14,000社以上のものづくり事業所数を誇る大阪。工業生産の60%以上を中小企業で占める「職人気質」が息づく地域です。 ロックナット、ネジや切削加工からロボット、歯ブラシにいたる世界トップシェア、オンリーワンの地位を占める中小企業が集積しており、 新たな成長分野や先端商品の開発に不可欠な基盤産業(サポーティング・インダストリー)となっています。
ものづくり企業のイノベーションとマッチングを目指すMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)
中小ものづくり企業のイノベーションとマッチングの促進を目的として、東大阪市のクリエイション・コア東大阪内に整備された、 ものづくりに関する総合的な支援拠点です。大阪府ものづくり支援課などの行政機関や、支援機関の経験豊富なコーディネーターが 中心となり、人と人、技術と技術を結びつけることで新たなビジネスチャンスの拡大を目指し、大阪におけるものづくりの 総合マッチングセンターとして、様々な支援策を展開しています。
イノベーション創出をめざす「知」の集積拠点
1日平均約250万人が利用するターミナル、大阪・梅田。大阪の玄関口に広がる新しい"まち"「グランフロント大阪」が2013年4月に誕生しました。
感性と技術の融合により新たな価値を生み出すことをコンセプトに、次世代の産業を生み出す知的創造拠点「ナレッジキャピタル」を核とした、 魅力あふれる質の高いまちづくりを公民が連携して進めています。
2013年にグランフロント大阪を開業した先行開発区域に続き、うめきた2期地区開発プロジェクトとして、オフィス、ホテル、中核機能、商業施設、都市公園、住宅を有し、うめきたから大阪、関西、そして世界をリードするまちづくりに取り組んでいます。暮らしからビジネスまで、さまざまな人々の幅広いシーンでの活用を目指し、2024年夏に先行まちびらきをむかえます。
ナレッジキャピタル
企業人、研究者、クリエイター、そして一般ユーザーといった人々が、それぞれ持つ「感性」と「技術」を融合させ「新しい価値」を生み出す、 そのための「場」と「機会」を提供し、知的創造活動を行っていきます。
健康と医療のまち―健都―
2019年7月から運用開始される移転建替後の国立循環器病研究センターや、東京からの移転方針が決定している国立健康・栄養研究所を中心に、健康医療の拠点形成が進む健都(約30ha)。
梅田や新大阪に至近であるなど、交通アクセスにも優れています。
健康医療関連の施設の整備が着々と進むなか、健都イノベーションパークには企業等の研究開発施設などの集積を図っています。
詳しくは大阪・バイオヘッドクオーター ホームページをご覧下さい。
再生医療をベースとした未来医療の産業化・実用化を推進する「未来医療国際拠点」―中之島―
中之島における未来医療国際拠点
2014年の薬事法改正による「条件・期限付き承認制度」の導入等により、再生医療は日本が世界をリードする環境が整備されました。
また、大阪・関西では、大阪大学、京都大学、理化学研究所などが世界のトップランナーとして先進的な研究を実施しています。
そのようななか、再生医療をベースに、ゲノム医療やAI、IoTの活用等、今後の医療技術の進歩に即応した最先端の医療(未来医療)の国際拠点を中之島に形成することをめざしています。
拠点形成が予定される中之島
中之島は、大阪を代表するビジネス街であり、 国際会議場や美術館などが立地する文化・情報の発信拠点にもなっています。 今後、大阪・関西のゲートウェイである 関西国際空港と直結するなにわ筋線(2031年開業予定) の駅の開設が予定され、海外からのアクセスが強化されます。
詳しくは大阪府ホームページをご覧下さい。